尽くす恋愛の最大の罠は、不満が溜まっていくことです。どんな不満かと言えば、これしかありません。「◯◯してあげたのに、〇〇してくれない」です。
この質問は、クライアントとのカウンセリングで、必ず出る質問です。昨日、品川でカウンセリングをさせていただいたのですが、やはりクライアントから、似たようなご相談を受けました。
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男の本音
僕自身もこの罠にハマったことがあります。簡単に言えば、アラサーのときにお付き合いしていた女性に、
「私はこれだけのことをしてあげているのに、あなたはいったいどういうつもりなの?」
とキレられたんですね。怒られるのを覚悟で、正直に言います。僕はキレられたときには、こんな風にしか思えませんでした。
「いや、そんなことを言われても…」
「俺が頼んだわけじゃないし…」
「そこまで、怒ることなの?」
そのときの僕の本音を聞いて、あなたはどう思ったのでしょうか? がっかりしたか、女の気持ちが全くわかっていないのどちらかでしょう。でも、そんなもんなのです。男はそれくらい女性の気持ちをわかっていないのです。
期間限定でしか効果はない
尽くすことは、男性を喜ばせます。実際、僕も尽くされているなあと嬉しく思ったことがありますし、そう思わない男はいないでしょう。しかし、それはあくまで期間限定だということを理解しておかなければなりません。
あなたも似たような経験を必ずしたことがあるはずです。例えば、初めて行った居酒屋で、そのお店の名物の無料サービスを受けたとしましょう。もちろん、驚いて、嬉しくなりますよね。しかし、2回目以降も、同じように驚いて、嬉しくなれるでしょうか? そう、無理なんです。
2回目以降については、絶対に同じようには喜べません。もちろん、嬉しくはなるでしょう。しかし、一回目と同じようには喜べないのです。同じことが尽くす恋愛にも言えます。サプライズの効果はいつまでも続かないのです。
無償の愛は貫けない
いやいや、それでも私は彼に尽くしたいんです。そんな女性もいるでしょう。もちろん、その気持ちは否定しません。しかし、彼があなたが尽くしているということに気がついてくれなかったとき、怒らないでいられるでしょうか?もしくは、凹まずにいられるでしょうか?
彼が察してくれないのが悪いと思う方もおられるかもしれません。しかし、それは、本来の尽くすという意味ではありません。本来の尽くすということは、無償の愛を指します。尽くして、求めずなのです。
しかし、ほとんどの方は、察してくれないと怒ります。これは、単なる取引にしか過ぎません。〇〇したんだから、〇〇してくれないとおかしいということですから。さらに言えば、〇〇してくれないから、罰として彼にいじわるしようと思ってしまう人すらいます。
わざと既読スルーする
別れると脅す
わざとデートの予定をキャンセルする
確かに気持ちは分かります。察してくれない、私の方に気持ちが向いていない、私への愛情が足りないと思ってしまいますから。けれど、彼はその気持ちには気がつきません。困惑する、もしくはめんどくさい女と思って終わりでしょう。
だから、尽くすのは構いません。しかし、無償の愛を貫けなければ、あなたにとってストレスになるだけです。つまり、ほぼ全ての女性に尽くす恋愛はオススメできないのです。
してもらった分だけお返しする
ここで、一つ疑問が湧いてくると思います。「彼がしてくれたことに対して、何かしてあげたいと思うんですけど、それもダメなんですか?」というもの。もちろん、それは、必要です。なぜなら、彼も与え続けるだけではしんどいですから。
ただ、大事なことは、全身全霊で与えてはダメだということです。女性は、好きな男のためなら、全て投げ出そうとします。しかし、男性はそんなことは求めていません。直接、何かをしてほしいとあまり思っていないのです。
それより、「ありがとう」の一言が必要なんです。今の世の中では、やって当たり前だと思われることが増えてしまって、感謝される機会が少なくなってしまいました。だから、ほとんどの男性は感謝されることを飢えているのです。
だから、何かするよりは「ありがとう」のほうがとても効果あるのです。やる気になっていくんです。
もし、どうしても彼のために何かしたいと思うのなら、彼がしてくれたくらいのことにとどめておきましょう。例えば、食事を払ってくれているのが気になるなら、お茶代くらいゴチするで大丈夫です。
食事代とお茶代、金額が一致しないじゃないですか? と思うかもしれませんが、お金の場合は、あえて一致しないくらいで大丈夫です。男性のプライドを守るためです。
ぜひ、「ありがとう」を言い続けてください。
今日はそんな感じで、Ciao!
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