「彼にそういった態度をとられて、泣いたことを言ったほうがいいですか? 言わないほうがいいですか?」
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駆け引きで効果的なのは、どっち?
僕の答えは、基本的に「分からない、どちらでもいいと思いますよ」になります。いやいや、田端さん、2択ですよ、より彼に対して効果的な方法を教えてくださいと思うかもしれません。でも、やっぱり、どちらでもいいという答えになるんです。
仕事柄、「AまたはB、どっちがいいですか?」という質問をよく受けます。もちろん、例外もあったりするのですが、基本的には、どちらでも変わらないと思っています。というより、答えは、相談してくださる方のほうが知っているからといったほうが正しいかもしれません。
失敗して彼に嫌われるのが怖い
「?」と思いますよね? もちろん、その理由はあります。それをお伝えする前に、まずは、「なぜ、どっちがいいですか?」と聞いてしまうのかという心理について、お伝えしていきましょう。
結論から言えば、自分の判断に自信が持てないからです。もっと言えば、自分に自信がないんです。この話をすると、「ただより効果的な方法を知りたいだけなんです。なんで、自信が持てないにつながるんですか?」 と思う人もいるでしょう?
より効果的な方法を知りたいということの裏を返せば、失敗することが怖いんです。自分が選択した方法で、効果が出ないことが怖いんです。じゃないと、人に聞こうとなんて思わないですから。つまり、自分の判断に自信が持てない、自分に自信が持てないにつながっているんです。
話が少しそれましたが、じゃあ、僕がなぜ、「わからない、どちらでもいい」とお答えするのかという理由をお伝えしましょう。
感情を抑えるのは、難しい
一つ目の理由は、自分の感情に逆らうのは難しいということです。怒りを伝えたい、悲しみを伝えたい、自分の気持ちを相手にわかってほしいと思った、などというときは、特にそうです。
人として、自分の気持ちを伝えたいというのは、本能的なものです。誰かにそんなことを言わないほうがいい、誤解を受けるからとか、不快に思われるよ、と言われても、そう簡単にその気持ちを抑え込むことは難しいです。
つまり、僕がやめたほうがいいと言っても、伝える人は伝えます。そして、伝えたことを判断するのは相手です。つまり、相手しだいなんです。相手がどう受け止めるのかは、あなたと相手の関係性や、相手から見たあなたの人柄、タイミング、相手の人としての器によって、違います。
だから、分からないんです。そして、相手のことをよりよく知っているのは、僕ではなく、あなたです。だから、あなたは、自分の選択に自信を持っていいんです。
何をやっても、失敗するときは、失敗する
2つ目の理由です。これを言っては、身もふたもないと思うかもしれません。けれど、あえてお伝えします。友人がやっていることを見て、これは失敗するだろうなと思ったことが、うまくいったことって、ありますよね。
逆もそうです。これは、うまくいくだろうと思ったことが、失敗したっていう経験がある人も多いはずです。結局、うまくいくときは、うまくいくし、うまくいかないときは、何をやってもうまくいかないんです。
だから、自分の判断で決めていいんです。それで、もし失敗したら、そこから何を学べるかをよくよく考えて、次の機会に活かしてください。また、そもそもの問題として、うまくいかない原因は、あなたでも、相手でもなく、ふたりを取り巻く環境の責任ということもありますしね。
日頃、彼とどう付き合っているかが大事
話が戻りますが、結果は、あなたの人柄、あなたと相手との関係性によるところが大きいとお伝えしました。つまり、日頃、彼とどう付き合っているか? が大事になってくるんです。
相手の都合を考えずに、自分の都合ばかり押し付けていたら、当然、あなたのちょっとした失敗で、そっぽ、向かれるわけです。逆に、日頃、彼の気持ちを汲んだ言動をとっていれば、ちょっとケンカしたくらいでは、離れていきません。
何が言いたいかといえば、日頃から、彼を理解しようとする、自分の人としての魅力を磨いていくということを忘れないでください。
それが、困ったときにあなたを助けてくれるんですよ。
今日は、そんな感じで以上です。
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