季節のせいのか、たまたまなのかは分かりません。最近、同棲しました。最初はうまくいっていましたが、彼との関係がうまくいかなくなってしまいました、というお悩みをよくいただきます。
結婚して、初めて一緒に暮らす人も同じように、こういった悩みを抱える方もたくさんいます。だから、これから、結婚しようと思っている人、彼と結婚を考えている人も、参考にしてもらえると嬉しいです。
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同棲、結婚生活を始めたら、ケンカが増える理由
他人と一緒に暮らすということは、それ自体がストレスがかかること、という意識を持ってくください。もちろん、それはずっとという意味ではなく、お互いに慣れるまでということです。
でも、家族と一緒に暮らしていた時期もあるわけだし、一緒に暮らすのが、好きな人であれば、問題ないんじゃないの? と思うかもしれません。けれど、産まれてから、ずっと一緒にいるオリジナルファミリーと、同じように考えてはいけません。
オリジナルファミリーは、自分の価値観にもっとも影響を与えた存在です。もちろん、良い意味でも悪い意味でも。言い換えれば、そこで、自分の価値観が形成されたと言ってもいいでしょう。そして、幼い頃から、一緒にいるので、否が応でも、自分をさらけ出す機会も多かったはずです。そして、一緒にいる時間が長いので、寛容になれる範囲が分かっています。
しかし、パートナーは、赤の他人です。当然、生まれ育った環境が違います。だから、あなたと全く同じ価値観ではありません。そして、カラダの関係を持ったからといって、初めて、自分を晒すことも多いです。そして、どの程度、相手に対して、寛容になれるか分かりません。
すると、何が起こるのか? そう、一緒にいること自体がストレスになってしまうのです。1人の時間が持てる空間や時間があれば、まだいいのですが、そういった空間や時間がなければ、とてもしんどいです。
想像してみてください。1人ならできるおならも、誰か一緒にいると思ったら、しにくいですよね。仕事から、疲れて帰って、今日は、何もせずにベッドに潜り込みたいと思っても、パートナーが話しかけてくれば、相手にしないといけないという気がします。
それが積み重なっていくとストレスになるんです。オリジナルファミリーだと、おならしても、そこまで誰かに気にする必要はないですし、疲れているときは、早く寝たいと断ることもできますから。
彼氏とは価値観が違う
そういったストレスに、価値観が違うというストレスが重なってきます。自分の家だと、お皿の向きは、こうだった。でも、パートナーは、こっちに向けたがる。もちろん、こんなことは、ちょっとしたことです。
けれど、他人と暮らすストレスを感じているので、小さなことが大きなストレスに感じるんです。で、ちょっとしたことで、イラっとしたり、ケンカになりやすくなったりするんです。
男女の違い
これは、男性は、1人の時間を持ちたがります。これは、仕事で使う男性ホルモンを回復させるためです。ただ、1人でぼんやりしたいというだけではなく、マンガを読むとか、スマホをいじるとか、ゲームをするとかも含まれます。
しかし、女性は、コミュニケーションを求めます。つまり、会話がしたい、自分の気持ちを聞いてもらいたいんです。だから、そこにトラブルの種があります。つまり、家に帰ったら、一息入れたい男と、その日あったことを聞いてもらいたい女性。ぶつかりますよね。だから、またストレスになるんです。
彼氏と距離感
特に女性に多いのですが、何でもかんでも自分がしなくてはいけないと思っているケース。また、ついついパートナーに何かやってあげたいと思う女性。こういった人は、パートナーとの距離感が、一緒に暮らすことによって、ゼロになりやすいです。いわゆる重い女になってしまうんですね。
逆に、お互いに仕事が忙しすぎたり、他のことが興味が熱中してしまって、生活がすれ違いすぎると、距離が離れてしまって、もはや一緒にいる必要があるのかと思ってしまいます。これは、距離が離れ過ぎています。
けれど、うまくいく男女関係には、適切な距離感が必要です。誰にでも、キープしたいパーソナルスペースがありますよね。これ以上、近よってきたら、イラっとする距離。でも、これ以上、相手と離れていたら、やりにくい距離です。
それと同じように考えてください。男女にも適切な距離感があるんです。一緒に暮らすことによって、この距離をキープすることが難しくなります。だから、注意する必要があるんです。
仲良しカップルになるために
こういったことに対する対策は、どうしたらいいですか? と考えますよね。具体的な方法はいろいろあります。本質的には、お互いの違いを尊重しようとする姿勢を持ち続けるです。他人だからという前提で、言葉を発したり、行動したりするんです。
尊重しようとする姿勢を一瞬持つことは、それほど難しくはありません。ただ、持ち続けるということになると、とても難しいです。一瞬尊重するなら、点ですが、その点と点をつないで、線にしようとするのは、大変です。
この姿勢が、ふたりの気持ちをキープするのには、欠かせません。永遠の愛を誓ったからといって、永遠の愛が約束されるわけではありません。その誓いが守られるかどうかは、ふたりの努力です。
こんなことを伝えると、同棲することや、結婚して一緒に暮らすことに躊躇する人もいるかもしれません。けれど、やっぱり、ふたりで暮らすことでしか得られないものもあるんです。癒しとか、安心とか、支え合いとかがそれに当たるでしょう。
今日は、そんな感じで以上です。参考になれば、嬉しいです。
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