「価値観が全てにおいて違い、性格も真反対な私たちは合わない」と彼は言います。
付き合ってもうすぐ1年の2個歳下の彼氏がいます。
付き合ってすぐに、同棲や結婚というワードが彼の口から結構出ていました。ある喧嘩をキッカケにその話が一切出なくなりました。
私は元々、すぐ不安になるタイプで、好きと愛情表現してくれないことにすぐ不満を持ってしまいます。
半年経った頃にそのことで、3度目くらいの喧嘩をし「同棲したいのも楽がしたいだけじゃないの?」と言ってしまい、それなら辞めようと言われてしまいました。
その後、本来は8月に同棲する予定だったので、6月にやっぱり同棲がしたいと話したら、「一緒にいても2人の将来が見えない」と断られ、別れ話に繋がりました。
それでも、私は彼の事が好きだし、自分が直せるところは直したいと伝え、続けることになりました。
で、先日、会ったときに、普段は、家に泊まるのに、その日は、遠出して疲れたから彼は泊まらずに帰ることになりました。
それがショックで30分くらい、ふて腐れてしまいました。
以前、喧嘩した際にその、ふて腐れる行為を注意され、直すと言ったのですが、結局、またやってしまったのです。
そこから、彼の様子はまた冷たくなり、再び、彼に「将来が見えない?」と尋ねるとその答えは「はい」でした。
価値観が全てにおいて違い、性格も真反対な私たちは合わないと彼は言います。
しかし、私は好きだから、自分が変われるところは、どんどん変わっていければ良いと思っています。
彼の言うことも、もちろん正論なのは分かっています。でも、私から別れを告げる勇気はありません。
付き合って1年、2ヶ月に1回喧嘩してしまう様な関係は、やはり別れた方がいいのでしょうか。
こんにちは。恋愛コンサルタントの田端裕司です。
僕は、お堅い会社のカスタマーサービスで働いていたことがあります。
簡単に言えば、こちらの事情を説明して、できません、みたいな話をすることが仕事でした。
もちろん、顧客の希望どおりにできることもあったんですが、お断りすることが大半でした。
もちろん、仕方がないね、と納得してお帰りになる方もいましたが、自分の希望が通らないとなると、僕の口調とか態度とかを批判してくる方もいました。
結構、失礼なことも言われましたし、言いたい放題、電話で言う人もいました。もちろん、目の前で大きな声をあげる人もいました。
相手が自分より弱い立場だと思うと、人って、何でも言えるんだなと自覚したのは、このときかもしれません。
で、僕は、言い返しませんでした。僕が責任を取れるなら、言い返したでしょう。というか、話すのがそれほど得意ではないので、席を立ったかもしれません。
ただ、言い返したら、結局、上司とか会社に迷惑がかかることになりかねないので、コンコンと説明し、無理だなと思ったら、上司にお願いしていました。
で、やっぱり、顧客を選んで仕事をしないと、どんな仕事でも嫌いになると、知ったのです。
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彼とケンカすることは悪いことではない
さて、ご質問に戻ります。いくつかポイントがあると思うのですが、気になったところをお伝えします。
2ヶ月に1回くらいケンカするから、別れたほうがいいのか? というご質問ですが、ケンカすることは悪いことではありません。
もっとケンカするカップルで、長期的に関係が続いているカップルはいます。ただ、ケンカの内容については、良いと悪いがあることを覚えておいてください。
良いケンカとは、
- ケンカの原因に絞って話をしている
- 相手の話を聞く耳がある
- 感情がたかぶってしまったら、休憩する
悪いケンカ
- ケンカの原因以外にも話が飛び火する
- 相手の過去の失敗を蒸し返す
- 相手の態度、口調、人格も一緒に攻撃してしまう
- とにかく自分の言っていることが正しいと主張する
私が初めて彼女ができたときに、友人がアドバイスしてくれたのですが、
ケンカはスキンシップの1つよ。悪いことだと思わないでね。
と言ってくれました。まさにこれだと思います。ケンカし、仲直りしながら、関係を深めていくものです。
逆に、ケンカが全くない関係は、お互いに不満、不安が溜まっていきます、そして、何かのきっかけで、お互いに爆発し、終わってしまうことが多いのです。
なので、お互いのガス抜きをかねて、2ヶ月に一度くらいケンカするくらいがちょうどいいかもしれないです。
彼に対する不安=彼に「楽しくない」と言っていること
で、彼の口から、絶対にでないですが、彼は彼で傷ついているのです。
あなたが彼に不満、不安な態度を取ることは、彼に対して、「あなたと一緒にいても、楽しくない」というメッセージを送っていることになるのです。
なので、彼の自尊心は当然傷つきます。彼はあなたを幸せにする実力はないと言われているのですから。
ただ、あなたに俺は傷ついているとは言えません。なので、ふてくされた態度をやめてほしいとか、別れたいになるのです。
ということで、彼の前では、できるだけ、一緒にいる時間をめいっぱい楽しもうとすることをオススメします。
それが、彼の自尊心を満足させ、あなたと一緒にいようという気にさせるのです。
自分とは正反対の彼の資質に惹かれる
ここから、追記です。
人を好きになるときって、相手に
- 自分にないもの
- 自分と正反対の資質
- 自分とは違う部分
といったものを見つけて、もっと知りたいみたいな気持ちや好奇心を持てたときが、最初の一歩です。
で、なぜそう思うかといえば、相手と噛み合えば、自分のことを補いあえる存在になり得るからです。価値観も違えば、性格も違う相手に惹かれてしまうことは、むしろ、自然なことといえるでしょう。
そこに、自分との共通点みたいなものを見つけたとき、相手とお付き合いが始まるのです。あなたもそういった経緯があって、お付き合いが始まったのだと思います。
一緒にいるときのあなたの笑顔が彼を満足させる
ただ、いくつかの事件や環境の変化によって、噛み合っていたものが、相手と補いあっていたものが、反発しあうことがあります。
それがこじれると別れにつながるのです。2枚のパズルのピースをイメージしてみてください。ぴったりハマるところとそうじゃないところがありますよね。あれと同じです。
あなたと彼もぴったりハマるところと、ハマらないところがあるのです。つまり、性格や価値観が正反対だからといって、うまくいかないわけではありません。
実際に、なんだかんだ一年程度はお付き合いしてきているのですから。ちゃんと噛み合っている時期もあったはずなんですね。
だから、また噛み合うようにすればいいんです。それには、自分の気持ちを自分であげる、自分の気持ちを下がらないように意識することが大事です。
繰り返しになりますが、彼は自分と一緒にいるときは、楽しそうにしてほしいんですから。
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この記事は、アメブロに掲載したものを加筆、修正したものです。