「今の仕事、辞めてもいいよ。」
結局、この一言だったと思う。私が妻と結婚を決意したのは。もう5年以上も前の話だ。その頃、私はとても堅い仕事をしていて、周囲には「絶対に今の仕事を辞めたらダメ。」という人たちしかいなかった。
そんな環境にいた私にとってはとても新鮮かつ衝撃的な一言だった。彼女からすれば、仕事は何かしらしてくれればいいという感覚だったのかもしれない。けれど、私からすれば、彼女を他の女性と差別化するには十分な一言だったのである。
世の中には、独身の男女は溢れていて、結婚を望んでいる人もたくさんいる。そんな男女を何とか出会わせようと民間はもちろん、自治体も乗り出して婚活をサポートするサービスを打ち出している。
けれど、出会わない。なぜか。もちろん、勢い、タイミングの問題もある。しかし、最終的には決め手がないからである。じゃあ、大勢の人の中から、彼にあなたを選んでもらうには何が必要か。
結論から言えば、自分にしかない魅力だ。例えば、モテようと思ってファッションを考えるとしよう。もちろん、流行りを追いかけるのも一つの方法だ。しかし、それでは周囲と同化してしまう。
それよりもっと大事なことは、その流行りを追いかけるにしても自分流にアレンジすることだ。なぜなら、そこで周囲と差別化を図ることができるからだ。当然、あなたが日頃から使っている言葉にしたってそうだ。
単に彼のことを「カッコイイ。」と褒めるのと、「顔がタイプです。」と褒めるのとでは、相手に与えるインパクトが違う。イケメンなら、カッコイイなんて言われなれているから、あなたが周囲と同じように言っても、たいして印象には残らない。
けれど、「顔がタイプです。」って言われたらどうだろう。彼のことが好みだと社交辞令じゃなくストレートにアピールできる。言われた彼だって、ドキっとしてしまうに違いない。
そう、周囲にいる恋人探しをしている人たちと同じモテテク、モテトークをしてたって、いつまで経っても彼に選んではもらえない。もっと自分の個性を打ち出してもいいんだ。それができなければ、ずっとその他大勢から抜け出せない。
もちろん、必要最低限のモテるためのマナー、ルール、知識は必要だ。しかし、それだけを守っていても、上手くいくわけではない。あなたの魅力をアピールすることこそ、彼に選んでもらう鍵となるんだ。
メディアのモテテク、モテトークの罠にはまっていると思ったあなたは、ちょっと参考にしてみてほしい。
ではまた次回、さらばじゃ!!