「知り合って気になるなら、一週間以内にアポを取りつける、これ、鉄則。」
友人は私にきっぱりとそう言い切った。ウジウジと悩んでいた私はこの一言で一刀両断されたも同然だった。そして、ようやく吹っ切れた私は彼女にメールしたのである。
気になる人ができた。二人でご飯に行きたいけれど、私から誘っていいものだろうか。自分から積極的に行くと引かれはしないだろうか。もしスル―されてしまったら、どうしよう。そう思うと身動きできなくなってしまう。
特に酸いも甘いも知ってしまった20代後半以降の人たちの中にはこんな人が結構いるのではないかと思う。自分を縛ってしまって身動きができなくなってしまっているうちに他の女に彼を持っていかれてしまった。そんな悔しい思いしている人もいると思う。
事実、いつも彼がいる女は、動くのが早い。男からアプローチがあるのを待つのではなく自分から積極的に動く。なぜなら、もたもたしていると他の女に取られてしまうことを知っているからだ。イイ男はいつも早いもの勝ちなのである。
では、振られるのが怖くてとても積極的に相手にアプローチできないあなたはどうすればいいのだろうか。「積極的に自分から動けと言うのは簡単だけれど」と言いたい人もいると思う。
そんなあなたに伝えたいこと。あなたが気になる彼から声をかけてもらえるのが理想のように、彼も女の子から声をかけてもらえるのが理想なのだ。簡単に言えば、彼もあなたから声がかかるのを待っているのである。
そう、男女問わず、相手からアプローチされると嬉しいものなのだ。嬉しく思ってくれるからと言って必ずしもお付き合いにつながるとは限らない。けれど、相手も自分が声をかけるのを待ってくれてると思ったら、アプローチもしやすいのではないだろうか。
実際、上手くいかなかったらどうしようと思いながら、彼に声をかけるのと、私のことを待っててくれてるんだと思いながら、声をかけるのでは全然心の持ち様が違う。後者のほうが、少しは軽い気持ちで誘えるはずだ。
これでもまだ傷つくのが怖いと思う人もいるかもしれない。そんな人には、前での友人がくれたもう一つの名言をご紹介。
「恋愛は、どっちかが動かないとスタートしないんだよ。相手が動いてくれないなら、自分が動くしかないんじゃない。」
これって当たり前のことだと思うかもしれない。けれど、恋愛の真実でもある。草食系を筆頭に恋に臆病になっている人は、頭でわかっていてもできていない。もちろん、彼から声をかけてくれるのが理想だ。
しかし、現実がそう動かないのなら、自分から動かすしかないのである。これは別に恋愛にかぎった話ではない。何にでも言えることだ。未来は自分で動かそうと思わなければ、動かないのである。
彼氏が欲しくても、自分で動かなければ、チャンスの神様の前髪はつかめない。結果、いつまでたっても、一人ぼっちだ。そうならないために、いつもよりほんの少しだけ勇気出してみてほしい。ほんの少しだけで大丈夫だ。
そして彼に連絡してみてほしい。それは本当に端から見たらちっぽけな行動かもしれない。しかし、そのちっぽけな行動が彼との結婚への扉を開くカギになっているかもしれないんだ。
ではまた次回、さらばじゃ!!