最近、話題の「恋愛工学」。どういったものか興味、関心があったので、藤沢数希さんの「ぼくは愛を証明しようと思う」を手に取った。
Contents
ストーリー
ストーリーは、非モテ→ヤリチンに変身していくストーリー。その中で、落とし穴があったり、大事なことに気がついたりするというもの。僕が好きな王道ストーリーなんだけれども。
恋愛工学の中に出てくるテクノロジー自体は、ちょっとだけ心理学をかじった僕が知っていることもたくさんあった。というか、自分も草食系を卒業した後、ときどき使っていたものもある。
恋愛工学は心理テクニック
ゲスい言い方をすれば、恋愛工学は女の股を開かせるための心理テクニックのマニュアルなんだと思った。もっと言えば、たくさんのルックスのいい女とSEXをすることに特化したマニュアルだ。過去に読んだこともあるナンパマニュアルと似ているのは、当然かもしれない。
SEXに飢えている男が、恋愛工学に熱狂するのも当然だと思う。実際、自分がもし今も非モテのままだったら、真剣に勉強していただろう。ただ一つ言えることは、これは男女とも最低でも一回は気持ち良くなるためのマニュアルだ。
だから、あくまでSEXするための手段なのである。女とSEXするという結果を得るためだけだと、恋愛工学だけで何の問題もない。真面目に学べば、必ず結果は出ると思う。
恋愛工学だけでは足りない
ただ一人の女性と長期的な関係を続けたいと考えたのなら、恋愛工学だけでは、足りない。なぜなら、恋愛工学はあくまでテクノロジーだ。長期的な関係を続けようと思ったら必ずお互いの感情の問題にぶつかる。
そして、それはテクノロジー(心理テクニック)だけで解決することは不可能だからである。
そう、恋愛工学とは、長期的な男女関係の視点でみるなら、男のほうから入口を作るところまでなのだ。それ以降を望むなら、男女ともに良好な関係を作るために模索しなければならない。
恋愛工学は手段
また恋愛工学は、テクノロジーだ。結果ではなくて、あくまで手段なのだ。だから、使う人がどういった結果を得たいがために使うかによって、良いようにも悪いようにも使える。大好きな人を何とか口説きたいからと使うのも一つだし、何人もの女と寝るために使うのも一つだからだ。
そして、当然ながら、万能ではない。ストーリーの中にも出てきたが、自分の精神状態にも左右される。どんなことでもそうだが、メンタルが不調なときには、決して良い結果はでない。
知っておいて損はない
ただ、非モテで困っているという男性には、自分の価値観を変えるという意味ではおススメ。役に立つヒントが満載だからだ。またヤリチンの手口を知るという意味では、女性も読んでおいて、損はないかも。ただし、ゲスなストーリーなので、途中、嫌な気持ちになる可能性はある。
いずれにせよ、長期的な男女関係を求めているなら、それだけでは足りないということを覚えておいてほしい。
僕も妻との関係を試行錯誤中だ。
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