「セックスしよっ」
アラフォー世代なら、誰でもわかってもらえる、人気ドラマの名言です。そして、それを人気の女優さんが言ったから、当時、めちゃくちゃインパクトがあったんですね。これを読んでくださっている若い女の子には、「そうなんだ」としか思えないかもしれませんが。
時は移り変わって、2017年。ネットや雑誌に代表されるメディアでは、セックス、SEXという文字が飛び交い、昔に比べてセックスはオープンなものになりました。しかし、じゃあ、カフェで気軽に話せる話題かといえば、そうはなっていません。
昨年、名著「ベストパートナーになるために」のジョングレイ博士が来日したときに、カフェで、普通にセックスの話をされたそうですが、周囲の日本人はドギマギしたそうです。英語なんで、何を言っているのかはわからないですが、「SEX」という単語は誰でもわかるからです。
もちろん、セックスについて語ってもいい空間があれば、みんな話しますが、それ以外は、話しません。だから、セックスについて、正しい情報を探しているのが現実でしょう。
さらに言えば、セックスについて多くを語っているのは、セクシー女優やAV監督、ヤリチン、元風俗嬢とといった偏ったジャンルの方ばかり。もちろん、彼らの言っていることは、正直いいことを言っているなあと思うこともたくさんあります。けれど、肩書きが過激なせいか、受け入れにくい人も多いというのが僕の印象です。
少し話はそれましたが、男女関係を仕事にしているので、もちろんセックスについても僕のテーマです。最近、個人セッションをしながら、僕が感じているのが、女性のセックス不足です。
セックス不足というと少し語弊があるかもしれませんが、要は女性性を閉じてしまっている人が大変多いということです。女性性というとなんだか、大げさに聞こえるかもしれませんが、女らしさの不足です。
これには、もちろん社会的な背景もあります。今や、日本は女性の社会進出なしに経済は成り立ちません。これから、もっと女性で働きたい人が増えるでしょうし、働かざるをえない人も増えるでしょう。
ビジネスをするということは、女性の中にある男性的なエネルギーを使うということです。もちろん、使うこと自体には問題ありません。ただ、使いすぎると、女らしさが失われていくんですね。具体的には女性らしさのホルモン、エストロゲンが減り、男性らしさのホルモン、テステストロンが増えるからです。
またもう一つ女らしさを失う原因として、女という自分を見ないふりをするということがあります。理由は、年齢によるもう自分をセクシーな存在として見てもらえないという諦めが1つ。
男性が苦手、思い通りにいかない恋愛がめんどくさいということが2つ。子育てが中心の生活で、自分が女性であることを忘れてしまうことが3つ目。そして、なんだかんだ言っても、ビジネスは男社会です。男性的なエネルギーを使った方が受け入れられやすいからです。
女らしさが減っていくと、出会いを求めている方は、出会えません。なぜなら、男性に女性ということを認識されにくくなるからです。男性は、女性の皮を被った男性にように感じてしまうからです。
また、パートナーがいる方は、パートナーに女として、セックスの対象としてみられません。そうでなくても、パートナーとは一緒にいることが日常になってしまっているので、男性は欲求がわきにくいものです。その上、オス化してしまうとなおさらです。
結果、渇いている、満たされない女性が増えているのです。そして、満たされない思いが、不倫を引き起こしたり、男なんていらないという女性を増やしてしまうのです。
でも、それではせっかく女性として生まれたことを活用できていません。本来の女性は、受け取ること、委ねること、感じることが得意です。しかし、社会環境や、自身の諦めによって、得意なことができなくなってしまっているのです。それでは、生きにくくなってしまいます。
だから、セックスが必要なのです。セックスは、女性らしさのホルモン、エストロゲンを増加させることができます。結果、肌は艶やかになります。ふれあう、つながることで心も体も満たされるのです。
裕司さんの言うことはわかる。でも、私は相手がいない。そんな場合は、どうしたらいいですか? という疑問を持つ方もおられるでしょう。
そんな場合は、男性に見られることを少し意識してください。もちろん、とんでもなく肌を露出するという意味ではありません。少し、胸元が開いた服を着てみるとか、スカートで少し丈の短いものを着てみるというのも良いでしょう。
どうしても抵抗があるというあなたは、恋愛映画を見るというのもいいでしょう。もちろん、女性向けのAVを見るのも効果があります。そうやって、自分が女性であるということを思い出してください。
そうやって、自分の女性性を呼び起こすと、出会いも増えますし、自分も周囲も女として認識されます。そして、肌も艶やかになり、キレイになれます。でも、自分が女になってしまうと、やっぱり仕事がしにくいと思う方もおられるでしょう。
けれど、女性的なエネルギーは、全て仕事に有害かというとそういうわけではありません。僕の例で言えば、女性の上司3人の下で働いたことがありますが、女性が持つ細やかさに助けられたことがたくさんありました。接客業に代表されるように、男性がやるより、女性がした方が有利な職業だってあります。
自分の中にある女を否定しないでください。それは、すなわち自分を否定していることにつながります。自分を否定してしまうと生きにくくなってしまうだけです。僕は、「彼に甘えろ、頼れ」と言いますが、彼とのセックスもそれと同等、もしくはそれ以上に大事なことです。
ぜひ、言って見てください。「セックスしよっ」って。
今日はこんな感じで、Ciao!!
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