「失恋の傷は、新しい恋じゃなきゃ、癒せない」
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早く忘れて、次、行こう
この言葉を聞いたことはある人は多いと思います。あるときまで、僕もそう思ってました。だから、振られるたびに、新しい恋を探してたこともありました。
「早く忘れて、次、行こう、次」
これも、失恋したときによく友人たちが言ってくる言葉です。けれど、周囲の人たちは、そう言うしかないですもんね。凹んだままで、ほっとくわけにはいかないという善意の気持ちです。僕も過去はそう言ってました。
新しい恋では癒せない
でも、自分の過去を振り返ったり、男と女を研究したり、文献を読んで、相談に回答していくうちに、一つの答えがでました。失恋の傷は、新しい恋でも癒せない、それどころか、よけいに傷ついてしまう場合も多いということです。
失恋というか、彼と別れるとどんな別れ方であれ、傷が残ります。自分から別れを切りだしたとしても、つらいときはつらいです。自己肯定感が下がりますから。で、早く忘れたいと思って、次の彼を探します。
もちろん、いい人が見つかれば、それでオッケーです。しかし、残念ですが、その確率は低いと言わざるをえません。自分の目が曇ってしまっているからです。相手の表面的な部分ばかりに目がいってしまうんですね。
そこで、自分の気持ちに火がつけば、相手にアプローチしてしまう、もしくは、相手のアプローチを受け入れてしまうのです。そして、自分が作り上げた幻の相手を追いかけてしまうのです。
けれど、幻と実物は違います。結局、ある日、理想と現実に気がついて、がっかりしてしまうのです。
別れたときは、立ち直るのでせいいっぱい
つまり、失恋をしたときには、そのショックから立ち直るので、せいいっぱいです。だから、相手を見極める力はありません。そして、失恋の傷を埋めたいので、たいした男でなくても、自分のハートに火がつきやすくなっています。だから、ハズレな男をひきやすくなってしまうのです。
そして、この流れを繰り返している女性も大勢います。これは、彼氏がいないよりいたほうがいいという世の中の一般的な考えもあるでしょう。そして、自分がハズレくじをひきやすい流れにのってしまっているという事実に気がついていないというのもあるでしょう。
無理にポジティブにならない
ということで、失恋したときにまずやるべきことは、前向きにならない、ということです。これは、過去にもいろんなところでお伝えしていますが、無理にポジティブでいようとすると、結局、反動がきます。
確かに、世の中的には、前向きなほうがいいとか、どんなときもポジティブなのがカッコイイと思われがちです。しかし、ポジティブばかり求めても、気持ちがついていかないことはないですか?
それが、普通です。ポジティブばかり追い求めていても、しんどいだけです。だから、失恋した直後、別れた直後は、ネガティブな気持ちなって大丈夫です。むしろ、ならないと後が大変です。
僕のところには、相談で、彼と別れたとかうまくいっていないと悩まれている方がたくさん相談してくださいます。で、なんとかポジティブになりたいと言ってこられる方も多いんですね。
しかし、僕はしんどいときに無理にポジティブになることをすすめません。ネガティブな自分で大丈夫と伝えます。そのほうが、遠回りなようで、自分の回復が早いからです。
人の心は回復する
ずっと、ネガティブな気持ちでいると考え過ぎて、鬱っぽくならないですか?って思う人もいると思います。しかし、普通の生活をしていたら、人の心の傷は回復していきます。
なんとなく、前向きになってくるんですね。前向きにならなきゃって、自分に言い聞かせなくても、前向きになってくるんです。それが自分が癒されたというしるしです。だから、無理に前向きにならなくてもいいんです。
ちょっと前向き、もしくは冷静な自分を取り戻せたら、彼との関係について、きちんと総括してみてください。相手が悪いとか、自分が悪いだけではなく、なぜそうなったのかということ、振り返ってみてください。
自分を癒す時間を持つ
そういった自分を癒すとか、振り返りの時間を持つとか、自分の内面を見つめる時間を持たずに、次の恋を探し求めてしまうと、自分の傷に塩を塗ってしまうような相手に惹かれしまいます。そして、さらに傷ついてしまうんですね。
しかし、ちゃんと自分を見つめる時間を持てば、次にあなた本当に出会いたい相手もわかるようになります。だから、自分を癒すの時間を持ってほしいんです。
だから、焦らないんでほしいんです。彼氏を作ることに。年齢を重ねれば、当然、パートナーを探している人も少なくなります。だから、もう恋愛できないかもしれないと思ってしまう気持ちも分かります。
けれど、焦ったら、よけいに外れな男を引き寄せるだけです。ぜひ、リラックスして、自分を見つめる時間を持ってください。遠回りのように見えるかもしれませんが、それが一番の近道なのです。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
今日は、そんな感じで、以上です。
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