彼のこの言葉を聞いて、「人生のパートナーって、妻ではないのですか? 」と疑問に思いました。
今の彼は、20年連れ添った妻がいます。 私とは、去年の9月に、彼のお店で出会い、彼の一目惚れで付き合うことになりました。
半年後に、2人の関係が一部の人にバレてしまい、「全てがダメになる前に」と彼から別れを切り出され、泣く泣く私は承諾しました。
彼から始まった恋愛でしたが、本当に優しく愛情をめいっぱい実感させてくれてたので、人生で初めて本気で大事にしたい、と思うようになっていました。
なので、突然の別れは気が狂うほど辛かったです。 しかし、1か月過ぎた頃からコロナも重なり、彼から心配だと連絡が入るようになりました。
そして、別れて2か月半過ぎた頃、彼が鬱に。色んな人に反対されて、私と別れ、私がいない。仕事も一緒の妻と元からギスギスしていたところで自粛期間、妻との時間しかない。これが鬱のきっかけだったと彼は言います。
「そばにいてほしい、君がいないとだめだ」と言われ、鬱発症をきっかけに、復縁し、今に至ります。
復縁するというのだから、それなりの覚悟で戻ってきたのかと思い、鬱が改善してきたところで、「離婚をする気はあるのか?」と問いました。
結論としては、「ノー」でした。
「恋愛感情は、もはや妻にはないが、自分が原因の不妊で子供はおらず、結婚20年、家族のようなものになっている。
離婚して全てが解決すると思えないし、その行為は自分のわがままであると。 そして、 ずっとずっと先まで一緒にいられるかは約束できない、人生何が起きるかわからないから。
でも、これからの人生、色んな階段があって、その階段を一つ一つ、一緒に歩いてほしい。
自分が人生で1番辛いときにそばにいて支えてくれた人、心から感謝してる。これからも、人生のパートナーとして、そばにいて支えてほしい、一緒に幸せにいたい」と言うのです。
彼のこの言葉を聞いて、「人生のパートナーって、妻ではないのですか? 」と疑問に思いました。
一つ一つをかいつまめば、嘘はついておらず、誠実な人のように見えます。けれど、まとめると、都合の良いことを言っているのかな、とも思います。
この「人生のパートナー発言」は、どんな心理なのでしょうか。
こんにちは。恋愛コンサルタントの田端裕司です。
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気になると関連したものにまで急に目に入り始める
最近、「ゴルフクラブセットが、3セットほど余っている」という話を、最近、妻から聞きました。
3年ほど前までは、バドミントンを一生懸命やっていたのですが、足首を痛めたことも
あり、やめたんです。
短時間のヨガやストレッチはしょっちゅうするのですが、ある程度の時間を使って、スポーツすることがほぼなくなっていたんです。
だから、これを機会にゴルフを始めようかなと思い始めました。
すると、急にゴルフをやっている友人の顔が思い浮かんだり、ゴルフ漫画ってあったかなあと考えたり、近所の打ちっ放しのゴルフの練習場が目に入りました。
人って、あることに関心を持ち始めると、急にそれに関することが目に入ったりするもんです。
「赤いもの」を探してと言われると、急に街の中にある赤いものが目に入るように、ゴルフのことを考え始めると、急にゴルフに関することが、頭の中にやってきました。
彼は私のことをちゃんと考えてくれていると思いたい
さて、ご質問に戻ります。結論から言えば、彼とは終わりにしたほうがいいですよ、ということになります。
「あなたのことは、人生のパートナーだ」という発言
彼から復縁を申し出てくれた
あなたは彼のことが好き
といったことから、彼は私のことをちゃんと考えてくれていると思いたいかもしれません。
けれど、本当に大事なところ、奥さんと離婚して、あなたを正式なパートナーとするということには、ノーと言っています。
もちろん、彼の言っていることには、一理あります。確かに、人生は何が起きるかわからない。だから、ふたりの関係を保証はできないですから。
ただ視点を変えてみれば、あなたとの関係については、責任を取る気がないと言っているに過ぎません。離婚をしないということは、彼が言うところの愛情がなくても奥さんには、正式なパートナーのポジションを保証しているわけですから。
つまり、奥さんに対しては、彼は責任を取る気があるんです。
あなたは彼に対してどんどん期待し始めます
仮にあなたが彼の言葉を信じて、妻にはなれなくても、彼の人生のパートナーとして生きていくと決めたとしましょう。
けれど、人は欲が出てくるものです。時間が経てば、子どもを持つかどうかはともかく、ちゃんと結婚したい、誰からも認められる正式なパートナーになりたいと思い始めます。
だから、あなたがうすうす感じている、「彼は、結局のところ、都合のいいことを言っているだけ」、という声に耳を傾けてください。
彼を選んで苦しい思いをするより、もっと気楽にお付き合いできる人を探したほうがいいですよ。
参考になれば、嬉しいです。
https://www.koiblo2012.jp/archives/1534
https://www.koiblo2012.jp/archives/3698
https://www.koiblo2012.jp/archives/3799
https://www.koiblo2012.jp/archives/3522
https://www.koiblo2012.jp/archives/3434
この記事は、アメブロに掲載したものを加筆、修正したものです。
https://ameblo.jp/yujitabata2012/
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