2010年の4月、僕は今の奥さんにプロポーズ。コクリとうなづいてもらいオッケーの返事をもらった。けれど、僕はそれからしばらくして気が付いた。彼女に結婚の承諾はもらったけれど、お金がないことに。
僕はその当時、あることに集中してお金を投じていた。具体的には、言及は避けれるけれども、勉強系である。将来、必ず役に立つと思い、高い交通費を払って東京と自宅を往復していた。
彼女は、それについては了承してくれていたし、僕がお金がないのも知っていた。僕たちは、結婚式を1年後の4月の大安吉日にすることに決めていた。だから、どちらともなく、1年計画で結婚資金を1から貯めようという話になった。
彼女自身は、ブランドや洋服に必要以上に興味がなく、お金を貯めるのは得意なことの一つ。だから、彼女の給料は安かったけれど、しっかり貯金を持っていた。しかし、彼女も僕だけに貯めさせるのは、・・・と思ったのだろうか、私も一緒に貯めると言ってくれた。
具体的に、やったこと。それは、結婚資金用の口座を作り、そこに僕と彼女が4万円ずつ、計8万円ずつ、毎月貯金したこと。そうすると1年で96万円となる。足りない4万円は、ボーナスから支出することにした。
ついでに僕は、結婚資金用口座を、給与の第2口座とし、4万円を給与天引きにした。
これが、結構、きつい。僕は、当時は、勉強のためとはいえ東京と自宅を、新幹線か飛行機で、月一回または、2カ月に一回往復である。あっという間に万札が飛んでいく。4万円の給与天引きのおかげで、生活に全く余裕がなくなってしまった。
あるとき、僕は、どうしてもお金が足りなくて、彼女に4万円の貯金を猶予してくれるように頼んだ、その代わり次のボーナスで補てんするからと。しかし、彼女は、頑として首を縦に振らなかった。これは、結婚のためのお金という答えの1点張りである。
やはり結婚のためとなると女は強い。僕は、泣く泣く、その月の東京行きを諦めた。そして恨めしく思った、給与天引きにしなければ良かったと。
そんなカツカツ生活のおかげで、1年後には、見事に100万円、達成。まさに給与天引きサマサマ、奥さんサマサマである。
今日はそんな感じで、Ciao!!