番外編

夫婦のお金の管理について語ってみようか。

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 マイナビウーマンが22歳~34歳の働く女性へアンケート調査したところ、結婚したあとのお金の管理は「妻(自分)」がしたいと答えた人は45.5%を占めています。続いて「夫婦ふたりで一緒に管理」36.6%、「夫婦で別々に管理」12.7%、「夫が管理」2.8%が来ています。

  お金の管理。それは夫婦で最もケンカの要因になる一つだろう。実際、周囲を見渡しても良く分かると思う。私の友人も妻からお金の使い方について怒られると愚痴っていた。

 

 人間、誰しも自分の好きなようにお金を使いたい。当たり前だ。けれど、家計のことを考えたら、そうも言ってられない。「夫に好きに使われるよりは、私がきっちり管理したい。」とあなたが思うのは当然のことだ。

 けれど、ちょっと考えてみてほしい。夫婦のお金をあなたが管理して本当に大丈夫なのだろうか。当然、「夫に管理してもらうなんて心配だ。」と反論したくなるのも分かる。

 私の考えは、夫でもなければあなたでもない。「お金について得意なほうが管理すればいい。」が正解だと思っている。お金の管理に得意も不得意もあるのかと思うのかもしれない。けれど、一つだけは必ず言えることがある。お金を使うことが好きな人が必ずいるということだ。

 こういった人たちは、買い物やらギャンブルでストレスを発散する。あればあるだけお金を使ってしまうタイプだ。しかも、結婚する前はあれやこれやとお金を使って、二人の時間を楽しむのことが大事だった。

 そのせいもあって、お金を使うことが好きであってもたいして目立たなかった。しかし、結婚生活がスタートすると、いかにお金を使わずに家計を運営していくかが求められる。だから、夫婦のお金の管理を任せられないのは理解できるだろう。

 ただここで肝心なことは、自分がお金を使うのが好きなタイプかそうでないかを知っているかだ。私が二人の財布を握りたいと思っても、あなたが消費好きなタイプだと、財布に穴があいたがごとく、お金が流れて出ていってしまう。

 実際、私のある友人カップルは、最初、妻が大蔵大臣だった。しかし、財布を握った妻が好き勝手に物を買ってしまっていた。見るに見かねた夫と話し合った結果、今度は、夫が財布を握ることになった。

 この彼女は自分がお金の管理したいと希望した。しかし、実際にやってみたら、お金の管理は得意ではなかった。むしろ、使うのが好きだったのである。

 そう、彼女は自分がお金の管理について、向いているかそうでないかを知らなかったのである。もっと言えば、自分が夫よりお金をよく使うタイプだということを知らなかったのだ。こういった例をあげたら、いくらでもあると思う。

 では、なぜ彼女はお金の管理を自分がすることを希望したのだろう。夫婦のお金をある程度自由にしたいと思ったかもしれない。夫のほうが私よりお金の使い方が粗いと思ったかもしれない。けれど、たいていの場合、一番の大きな理由は自分の母親が家計を管理していたからだと思う。

 どんな人でも、自分の両親から大きな影響を受けている。お金の管理もその一つだ。母親がしていたから、私もするものなのだとインプットされてしまっているんだ。確かに、冷静に比較して、私より夫のほうがお金を使うタイプなら、あなたが財布を握れば良いだろう。

 しかし、自分の母親がお金の管理をしているから、女友達も財布を握っているからと私もお金の管理をする、いや、しなければならないと思うなら、大きな間違いだ。別に自分がどうしてもしなくても、全く問題ないのである。むしろ、夫のほうが得意なら、任せたほうが家計が上手くいく。

 大事なことは、お金の管理は私がするという固定観念を捨てることである。そういった変な思い込みがあると、不得手なのにやって失敗してしまいがちだ。だから、いったんそういった思い込みを捨てて、二人で話し合うべきなのだ。

 じっくり話し合った結果、やっぱり私がやるというのなら構わない。逆に「夫にお任せします。」というのもありだろう。もちろん、夫婦で別々で管理、共同で管理だってオッケーだ。実際、そういった夫婦もたくさんいるんだ。

 私が家計を管理しているのになぜか上手くいかないと思ったら、夫とじっくり話をしてみてほしい。実は私はお金の管理が得意ではなかったということもたくさんあるのだから。 

 

 ではまた次回、さらばじゃ!!

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