イケメンじゃないからと思うかもしれない。収入が多くないからと思うかもしれない。お洒落じゃないからと思うかもしれない。けれど、そんなことは全く関係ない。答えは、出会うシチュエーションが悪いからだ。
友達にはなってもらえるんだけれど、恋人にはなってもらえない。
いい人とは思ってもらえるんだけれど、いい男とは思ってもらえない。
人間的にはYES。けれど、男としてはNO。女友達は周囲にたくさんいるのに、彼女には不自由してしまう。どうしたら、いい男と思ってもらえるのかと悩んでいる人は多いと思う。では、なぜあなたはいい人どまりなのだろうか。
例えば、職場で彼女と知り合ったとしよう。彼女があなたを最初どう思うか考えたことがあるだろうか。あなたがよっぽど彼女の好みでなければ、この人は同僚なんだとまずは頭にインプットされるはずだ。
そして、しばらく一緒に仕事をしていくと、彼女の意識の中であなたは同僚として固定される。こうなってしまうと、あなたが彼女に好意を持ってアプローチしても、恋人というポジションを得るにはなかなか難しい。
また、あなたと彼女はコンパで知り合ったとしよう。コンパに行く理由として、よく友達を増やしたいという理由をあげる人がいる。しかし、それはあくまで建前だ。みんな本音ではいい男がいたらいいなと絶対に思っている。
だから、最初に必ず自分にとっていい男かどうかを判断してしまうのである。もちろん、興味がなければさっさと見切りをつけられ、気に入れば、連絡先を交換し、デートをしてみる。
簡単に言えば、コンパという場ではいい人やいい友達というポジションはない。いい男かそれ以外だ。もっと言えば、その場では絶対に恋愛対象かそうでないかとしてみてもらえる。後は、あなたの力量しだいだ。
つまり、出会うシチュエーションが違えば、彼女のあなたに対する評価は変わってしまうんだ。最初に例としてあげた、職場のような恋愛を第一目的と考えないシチュエーションでの出会いだと、男として見てもらえる確率は最初から低い。
逆に、コンパ、街コン、婚活パーティーのような最初から恋人探しが目的の場所で知り合うと男として見てもらえる確率は高くなる。ゆえに、普段、いい友達、いい人と思われやすい人は、はなから出会い目的の場所で、彼女を探したほうが早いかもしれない。
じゃあ、いい人は、職場やサークルような偶然の出会いでは恋愛できないのかと思っただろう。けれど、そんなことはない。彼女を振り向かせることはできる。
それには、相手に興味を持ったら、できるだけ早くアプローチすることが大事だ。最初の例で考えるならば、あなたのことを職場の同僚としか思わなくなる前にアプローチして、彼女に「あなたとの出会いは恋の始まりかも」と思わせなければならない。
アプローチって具体的に何をすればいいのかと思ったかもしれない。別にすごく特別なことをする必要はない。雰囲気のあるお洒落なところで二人だけで食事する、お茶をする、というような単なる同僚とではしないことをすればいいだけだ。
そうすれば、彼女の中で、「この人は単なる職場の同僚の一人ではないかも」という感情が生まれてくる。そうやって生まれた感情を恋に発展させられるかどうかは二人しだいだ。
要するに出会いが優先ではない場所で、偶然、気になる彼女を見つけたら、最初が肝心なのである。知り合った後、早い段階で「私は彼氏候補ですよ。」としっかりアピールしておくことが重要なんだ。
「気になるけど、どうしようか、どうしようか」と迷っていたら、あっという間にあなたはいい人扱いだ。
最後に、ずっと職場の同僚や単なる友達だったけど、ふとしたきっかけで好きになってしまったらというケースはどうしたらいいの?と疑問に思ってしまった人もいるだろう。
二人の関係が固定されてしまっている以上、その関係を動かすには労力がいる。人間関係がしっかりできているからといって、そのまま相手に「付き合って。」と言っても、上手くいかない。
なぜなら、最初から、ほんのり好意がある場合は除いて「急に彼氏とは思えない。」、もっと言えば「セックスする気にならない。」からだ。では、どうすればいいのか。まずは男としてのあなたの存在を彼女に気づいてもらう必要がある。
一番良いのは、彼女にあなたの普段見せていない魅力をみせることである。例えば、「普段は話しかけにくいなと思っていた人が、実際、話をしてみると、すっごく癒される人だった」のようなギャップを見せると相手は必ずグッとくる。
しかし、ギャップを意図的に見せるのはなかなか難しい。だから、できるだけ二人だけで接点を持つことが大事だ。一緒にいる時間が長くなればなるほど、偶然でもあなたのギャップを見せる機会は増えるし、二人で何かを体験する機会も多くなるからだ。
大事なことは、いい人もあなたの一面の一つということだ。あるシチュエーションで出会えば、あなたは単なるいい人、どうでもいい人にしか見てもらえないかもしれない。しかし、別のシチュエーションで出会えば、また違ったあなたを彼女に見てもらえるんだ。
たとえ出会うシチュエーションが最悪だったとしても、あなたが行動できさえすれば、彼女の気持ちを動かすことができることを忘れないでおこう。
ではまた次回、さらばじゃ!!