かーっとなって、彼に怒声を浴びせるのは簡単なことだと思う。実際、大きな声で不満をぶちまければストレス発散だ。しかし、怒声を浴びせらる立場の彼を考えてみてほしい。確実にあなたとの関係を考え直させるきっかけを相手に与えるのである。
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誰でも感情がある
人には感情がある。誰にでも分かっていることだ。頭で考えれば、たいしたことがないことでも、ハートで感じればめちゃくちゃ大きなことになることだって、たくさんある。それくらい感情は大きなエネルギーを持っているものだ。
特に女性は、この感情というものに左右されやすい。彼からみれば、とても小さなことを、烈火のごとく怒った経験がある人も多いのでないだろうか。例えば、少し約束の時間に遅れてしまったとか。ちょっと荷物を持つのを手伝ってくれなかったとか。
別に彼からみれば、悪気があるわけではない。タイミングがずれてしまったり、うっかり気がつかなかったという程度のことだ。けれど、浮気されたがごとく怒ったり、トラウマに触れられたみたいに怒鳴ってしまうということだってある。
この怒りが何度となく続くと、もちろん彼とは上手くいかなくなる。どんなに愛し合っている関係だったとしても、彼女のヒステリックな言動が続くと愛情は冷めていく。しかも、彼が事象を小さなことと考えていることだったら、なおさらだ。
ヒステリックな言動なんかとっていないと思うかもしれない。感情にまかせて怒ると、得てしてヒステリックな言動になりやすい。またそう受け取るかどうかは彼しだいだ。
自分の感情を上手く扱えなくて、彼に対して怒り過ぎてしまったという後悔をしている人も多いと思う。「あぁ、また同じことをやってしまった」という感じで別れを繰り返してしまっているのではないだろうか。
感情のトリセツ
では、どうしたら感情を上手く取り扱えるようになのか。ヒステリックに怒らなくても、相手に気持ちを伝えられるようになるのか考えてみたい。
初めに感情はコントロールできるのかという話になると思う。しかし、湧き上がってくる感情を抑え込むことは難しい。とくに自分と距離が近いと思っている恋人の前なら、なおさらだ。
心と体を許している彼の前でも、何で遠慮しなくちゃならないのと思う人もいると思う。しかし、いくら彼といっても人と人との関係だ。言ってはならないことだってあるし、いくら怒っているからといっても、罵声を浴びせていいわけではない。人の気持ちなんて、簡単に変わっていく。
感情は抑え込めない。けれど、遠慮もしなくちゃならないって、無理だと思うかもしれない。だから、とりあえず怒りの感情をしっかりと感じてしまうしかない。なぜなら、人は長時間怒りつづけてはいられない。
怒りは続かない
ずっと怒り続けていると周囲が思っているケースは、その人が何度も怒りの原因となった事象を思い起こしているから、怒りが断続的に続いている状態になっているだけなのである。だから、怒りの感情を自分の内側に感じる必要がある。
内側で感じることによって、怒りの感情が抜けていく。感じることが良く分からないなら、呼吸を整えてほしい。そして、自分が腹が立っているのだと自覚してほしい。すると、高ぶった感情はおさまっていく。
伝え方で変わる
そして、相手への伝え方を考えるのである。なぜなら、伝え方で相手にとって全く違った印象になるからだ。
例えば、彼が重い荷物を持ってくれないという不満があったと仮定しよう。
A 私が荷物が重くてしんどい思いをしてるのに、何で手伝ってくれないの?
B ちょっと荷物が重くて大変なんだ。ちょっと手伝ってくれない?お願い。
A、Bどちらが手伝いたいと思うだろうか。もちろん、Bだろう。しかし、彼との関係が壊れていく人は、Aのような感じで怒っているのである。しかし、これだとやる気にならないのは明白だ。
たとえ持ってくれたとしても、心には必ずとげが残るだろう。こういったことが積もり積もっていくと、「あぁ、疲れるなあ、もう別れたい。」となっていくのである。
実際、私の前の彼女は、ヒステリックな言動がある女性だった。付き合った当初は、お互いに情熱的だったと思う。しかし、ちょっとした不満が出てくるたびに、彼女は激怒した。私からすれば、そこまでと思うようなことだったのだが。
結局、その彼女とは、半年で「さよなら」をすることになった。最後の一か月は、ケンカし過ぎてへとへとになってしまっていた。そして、別れてしまった後は、疲れ果ててしばらく何もする気が起きなかったのである。
一歩引こう
だから、カチンときたら、そのまま前に出るのではなく、逆に一歩引いてほしいんだ。そして、彼への伝え方だ。「伝え方が9割。」という本が出版され、ベストセラーになっているくらい、伝え方は大事だ。伝え方で、相手が気持ちよく動いてくれるか、不快になるかが決まるといっても過言でない。
なかなか上手くいかないかもしれない。けれど、仲の良いカップルだって、最初から、上手にできていたわけではない。これ以上の失敗を繰りかえしたくなければ、ぜひチャレンジしてみてほしい。
今日はそんな感じで、Ciao!!
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