1年ほど前に書いたエントリなんですが、転載先で、再度、シェアされて、たくさん「いいね」をもらったので、あとがきを書いてみます。「いいね」をしてくださった方、ありがとうございます。
過去に付き合ってたある彼女には、正直に思ったことをそのまま伝えてました。言って良いことなのか、悪いことなのか、特に判断せずに。それは、遠慮せずに伝えあうことが、二人にとって良いことだと思っていたからです。
彼女も言いたいことを言っていました。ヒステリックな怒声を僕にぶつけてきたこともありました。その結果、どうなったのか。そう、破滅でした。別れ話が終わった後、へとへとになっていたことが今でも忘れられません。
その彼女のことは、ものすごく好きだったし、お互いにすぐにでも結婚しようという勢いでした。けれど、結局は、半年で破局。無残なものでした。それから、しばらく恋愛からは遠ざかりました。
僕にはいじめられた経験があります。だから、言葉の力についてよく知っているつもりです。うまく使えば、人の助けになるもの。逆に何も考えずに使えば、簡単に人を傷つけるものです。
欧米の考え方の影響が大きいのかもしれませんが、本音と建前の日本社会においても、男女関係においては遠慮せずに本音で話したほうが良いという考えの人は多いと思います。僕もそうでしたし、周囲もそんな感じでした。
ただ男と女では、思考のしかたや言葉の受け取り方も違うので、お互いに率直に物を言いあってもなかなか上手くいかないのが現実だと思うんです。
「夫婦ともにお互いを思いやれると幸せな毎日になる。」
ある友人から言われた言葉です。逆を言えば、お互いに思いやれなければ、悲惨ということです。だから、相手を思いやった結果、遠慮するという選択も必要だと感じています。
僕自身、カッとなりやすい性格です。だから、妻のやることに対して、カチンとくることも当然あります。しかし、そこはグッとこらえて、必要なことだけを伝えるようにしています。
なぜなら、怒りにまかせて伝えると不必要なものまで伝えてしまうことがあるからです。簡単に言えば、他でのストレスをパートナーに八つ当たりをしてしまうケースです。
とかく、生きにくい世の中です。家でくらい自由にしたい、ゆっくりしたいと思うのが、みんなの本音でしょう。僕自身もそう思っています。その家庭での生活を快適にするのが、相手への思いやりです。それ以外にはありません。思いやりが欠けてしまうと家庭が壊れてしまう、もしくは壊れなくとも息苦しい生活になるのは、周囲を見渡せば明らかでしょう。
愛があれば何でもかんでも許されるというのは単なる幻想です。夫婦も1対1の人間関係です。そこには、気遣い、思いやり、遠慮も必要なのではないでしょうか?
今日はそんな感じで、Ciao!!