断言しよう、「結婚=幸せな生活」ではない。これは間違った認識である。周囲の結婚している人を眺めてみてほしい。不幸せそうな人もたくさんいるとは思わないか。
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マンネリへ
結婚式、披露宴。二人に投げかけられる締めの言葉は「お幸せに」だ。でも、本当に結婚生活とは、幸せな生活なのだろうか。
確かにしばらくは幸せな生活かもしれない。愛する人との生活。それを夢見る人も多いと思う。けれど、実際のところ、どうだろう。忍耐、我慢を強いられている人もたくさんいる。これを読んでくださっている、あなただってそうかもしれない。
二人で生活していくにあたって、新しい発見がある。良い発見もあれば、嫌なこともある。彼は交際期間中はあれやこれやと私を喜ばせてくれたのに、一緒に暮らしたら、何もしない人になってしまったというのはよくある話だ。
またマンネリもやってくる。もっとも簡単な事例がセックスだ。つきあっている最中、デートして、ごはんを食べて、セックスをする。この一連の流れは、非日常だった。だから、楽しかった。
けれど、一緒に生活して日常になるとどうだろう。確かに最初のころは、毎夜のように愛しあうかもしれない。けれど、だんだんと飽きてくる。もちろん、仕事やいろんな疲れもあって、する元気も失われてしまうのだが。
さらに、男は妻との会話にも無関心になっていく。妻は、夫と話がしたい、話を聞いてもらいたい。女として、当たり前の欲求だ。しかし、男は妻の話よりも自分のしたいことを優先させる傾向にある。ゆえに、生返事、すれ違いが生まれていくんだ。
結果、結婚生活が破たんしていくのである。また 離婚にいたらなくても、夫婦仲は冷え切っているのに子供のためだと一緒にいる2人はたくさんいる。子はかすがいとはよく言ったもので、子供が夫婦関係の維持を助けてくれるのは疑いの余地はない。
恋人ではいられない
ここまで読んで、やっぱり、いつまでも恋人同士のような結婚生活を送るのは難しいのだろうかと思った人もいるだろう。答えはそのとおりだとしか言えない。事実、恋愛感情、ロマンティックな感情は3年で消えると言われている。だから、いつまでも恋人同士の関係は難しい。
とはいっても、穏やかな愛情を持って暮らしている夫婦はいる。だからといってセックスレスでもない2人だ。では、何が破たんしていく2人と、いつまでも仲良く一緒にいる2人を分けるのだろうか。
好奇心
答えは、好奇心である。「なんだそりゃ。」と思った人もいるかもしれない。よく結婚生活はお互いに努力しないと維持できないと言われている。でも、単に努力しただけでは続かない。なぜなら、努力を続けるには意思の力が必要だ。そして、意思の力はあっさりとぺちゃんこになる。
だから、好奇心なのである。いつまでも、お互いのことに興味を持つこと、これに尽きると思う。夫婦とはもっとも近い関係だ。だから、配慮にもかけがちになるし、これくらいは許してくれるだろうという気持ちにもなりやすい。
それが積み重なった結果が、離婚である。でも、相手のしていることに興味、関心を持つことによって、配慮もできるし、思いやりももてる。2人に生活が心地よくなるのである。
セックスだってそうだ。求められても、今日はしたくないときってときはあると思う。そのときは、短い時間で終える約束でするとか、女に気持ち良くなることを求めないとか、とりあえず1人でするといった感じで、相手に負担をかけない方法もある。そう考えることができるのは、やっぱり相手のことを見ているからだと思う。
結婚は解決にはならない
仕事に病んでいるアラサー女子が結婚することによって問題を解決できると婚活に奔走する姿を今まで何度も見てきた。確かに専業主婦になって、仕事のダークサイドから脱出できるかもしれない。
しかし、今度は子育ても含めた夫婦関係の悩みに直面することになる。これは、ある意味、仕事以上に難しい悩みなることは間違いない。もう一度言うが、結婚は幸せへのゴールではなく新しい関係のスタートである。
2人で幸せに生活し続けていけるかどうかは、あなたの相手への好奇心しだいだ。
今日はそんな感じで、Ciao!!
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