「連絡先は消したくないんです…」
カウンセリングやLINE@での質問で必ずいただくもの。
それは、失恋の話です。彼に遊ばれてしまった。彼女と一緒にいるところを見てしまった。告白したけれど、うまくいかなかった。
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失恋はつきもの
恋愛には失恋がつきもの。結婚しても、離婚するということだってあります。だから、ある意味、しょうがないことなんですね。100%、うまくいく方法なんてないですから。僕ぐらいの年齢になると、バツがついている友人だって、珍しくありません。それくらい男と女のことは、難しいのです。
失恋したことはしょうがありません。で、どうしたら、忘れられますか? という話になります。癒しの方法としては、ノートに今の自分の気持ちを書いていくとか、紙に感じたことを書いて、燃やすといった方法、考えすぎないために、スポーツ、特に有酸素運動をするとか、いろいろあります。
彼を忘れられない原因
けれど、最も大事なことを忘れている方がたくさんいらっしゃいます。それは、目に見える範囲の彼の痕跡を全て消してしまうということ。えっ、と思った人もいるかもしれません。すっごく、自分の中で、抵抗を感じた人もいるでしょう。
けれど、大前提はこれです。もちろん、偶然、街中で彼を見かけてしまうのはしょうがありません。彼の行動をコントロールすることはできませんから。
彼のことが忘れられない原因は、彼の痕跡を残しているからです。例えば、彼がやり直そうと言ってくるかもしれないから、連絡先は残しておきたいとか。なんとなく写真は削除しづらいから、そのままにしておくとか。SNSはフォローは、面白いことを言っているから外したくないとか。
でも、結局、それはいろんな理由をつけて、彼とのつながりを残しておきたいだけなんです。連絡先を消せないのは、自分が連絡したくなったときに分からないと困るから。写真を削除できないのは、彼との楽しかったときの思い出に浸りたいから。SNSのフォローを外せないのは、彼の近況を知りたいからです。
良いことなんてない
でも、実際のところ、それで、良かったことってありますか? 復縁できた人はともかく、良かったことってないはずです。
連絡先を残しておいたから、つい、連絡してしまった。その結果、また遊ばれて傷ついた。残しておいた写真を眺めていたら、幸せだったときと今を比べてしまって、凹んでしまった。
SNSのフォローをそのままにしておいたら、彼が結婚したということがタイムラインで流れてきて、落ち込んだとか。
そう、残しておいてもいいことなんてないんですね。そして、問いかけてみてください。あなたはどうなりたいんですか? ということを。答えは、一つしかないはずです。そう、幸せになりたいですよね。
だから、彼の痕跡をむやみに残しておいてはいけないんです。結局、傷つくだけですから。よく有名なインフルエンサーたちが、自分へのネガティブな発信をエゴサーチしています。彼らはそれを仕事の一部としてやっています。ネガティブな評価を知ることも、お金を稼ぐためには必要だからです。
自分からアクセスしない
しかし、あなたにはそんなことをする必要はないですよね。だから、よけいに傷つかないためには、早く忘れるためには、自分から彼にアクセスすることをやめなくてならないのです。
残念なことに、SNSの発展によって、別れた彼が今どうしているかというような知らなくてもいい情報が手に入りやすくなりました。だから、自分で注意していく必要があるんです。
「田端さん、言いたいことは分かるんですが、気持ちがついていかないんです」という人ももちろんいるでしょう。もちろん、今できないという気持ちもわかります。気持ちに整理がつかないと難しいことですから。
そんな人は、あえて失恋に浸ってもいい時間を作って徐々に整理していきましょう。世の中的には、ネガティブなことが起きると、ポジティブに切り替えないとマズいみたいな風潮がありますが、それだと反動がきて、吹っ切れるのが遅くなってしまうからです。悲しいときは悲しいで、いいんです。
また、彼から連絡がきたときに、新しい彼ができて自分が幸せだったら、彼に優越感が持てて嬉しいと思う人もいるかもしれません。しかし、よーく感じてみてください。なぜ、そう思うのでしょう。
それは、結局、彼にこだわっているからです。確かに、幸せになって、彼に逃した魚は大きいと思わせたいという気持ちは分かります。しかし、彼にこだわっていると目の前の新しい出会いを逃してしまうことにもなりかねません。
さらに、次に本気になれる彼ができたら、前の彼のことなんて、すっかり忘れてしまいます。連絡がきても、めんどくさいとスルーするのが落ちです。だから、そう思っていても、結果的には、意味をなさないのです。
大事なことは幸せになること
大事なことは、早く忘れてしまって、幸せになることです。そう考えたときに、失恋した彼の痕跡なんて、必要ないですし、自分から見にいく必要があるものでもありません。もちろん、反省することは必要です。
けれど、必要以上に傷つく必要もないのです。人はアクセスしていないと忘れていくもの。僕自身の恋愛を振り返っても、今となっては、ほとんど記憶がありません。もちろん、好きになったことは覚えています。
けれど、それ以外のこととなると、よほど印象深いことしか覚えていません。それは、やっぱりそのことについてアクセスしてないからです。つまり、日常で考えることがないからです。
あなたの過去の恋愛を紐解いていっても、そんな感じではないですか? ぜひ、彼の痕跡を消去してください。イタイのは、承知しています。しかし、それが癒しのプロセスを早く進めるのです。
今日はそんな感じで、Ciao!
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